悔 し か っ た ら U P 『上げて』 み ろ

フォトグラファーであり、特別ボイラー溶接士でもある、きYOが送るシームレスなブログ

ステアリング補修をやってみる

今ってジャンクステアリングってあまり無いんですね。

というか当たり前かも。
ステアリングがボロくなったら捨てますよね普通(笑)


以前ダイハツMAXに乗ってた時にステアリング交換していたのですが

ステアリング買おうとする
意外と高い
ダメだおれには中古しか買えない
ダメだ、中古も高い(笑)
仕方ない、ジャンクだ!
ダメだジャンクもあまり無い!
運良く知人から貰える


てな訳でレザーの油分がすっかり抜けて開いてしまったMOMO prototipoを心を込めて直して行こうと思います。


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これがそのステアリング。

お判りだろうか?

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開きすぎです(笑)
ステッチって革を縫い合わせてるんでなくて飾りなんですね。ステッチのないステアリングというのも可能なのか...(笑)


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まず、アドベースという革靴修理剤を使ってスポーク根元の浮いちゃってるところをくっ付けて隙間も埋めちゃいます。
アドベースの写真は撮り忘れたのでグーグル先生に聞いてみてください。

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アドベースが固まったらアドカラーの黒で着色します。
アドカラーも写真撮り忘れたのでグーグル先生に聞いてみてください。

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全体的にもアドカラーを塗りこみます。


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アドカラーの塗り方は人それぞれみたいですが(指で塗る、刷毛で塗る)僕は台所のスポンジに付けてペタペタしました。
そうすると
いかにも塗りました!
という感じにならず適度な凹凸がレザーっぽい質感に仕上がります。


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数日置いて乾燥したらついに縫い込みです。
ステアリングの縫い込みだけは自分はやらない!と思ってたのについにこの時ぐ来てしまった(笑)

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元のステッチを全部切り取り、その穴を利用して針二本のクロスステッチにて縫い上げます。
クロスステッチの縫い方はグーグル先生に聞いてみてください。
なお麻糸ですがロウを塗り込んで滑りを良くします。
また、元の穴は千枚通しで少し穴を広げるとスムーズです。

レザーが硬化し、慣れないこともあって全部縫うのに8時間かかりました(笑)


そしていよいよ完成です!


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どうですかこの仕上がり。


50メートル先に置いて見たら新品です。


手元で見たら綺麗に直ったステアリングです。





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実際に付けた所がこちら。
ミクロな視点ではなくマクロな視点で見るとなお違和感無いんじゃないかなと思います。


ちなみにホーンボタンは写真を自由に入れられるやつにウェイパァーの蓋を切り取ったのを入れてます。

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理由:赤いのをいれてステッチと揃えたかったから


なかなかの労力ですが達成感は満点です。